●天文用リポ・バッテリー LB305A2018/06/29


●天文用リポ・バッテリー LB305A とは?
天文機材用に過充電/過放電防止回路を内蔵した高性能なリチウムポリマー(リポ)バッテリーです。専用のバランス充電器LBCHG-3C3Aで充電します。
LB305Aのリポ・バッテーリーはプロ用のドローンメーカーに特注したもの。 3.7Vを3セルにまとめた11.1Vで5AHの大容量です。マイナス15℃でも働くことを確認しています。
LB305Aは、このタイプのリポバッテーリーとしては初めて過充電や過放電(使い切り)防止の回路を装備して丈夫なケースに収めた汎用電源です。
手前味噌ですが、このバッテリーは自信作です! プロ用のドローンや大手電子メーカーの研究をアシストする(株)JDC様にお願いして、非常に良いものができました。

・天文用リポ・バッテリー  LB305A------13,800円
・専用バランス充電器 LBCHG-3C3A----8,000円
・LB305A と LBCHG-3C3Aのセット-----21,000円
・LB305Aを並列/直列につなぐPS-3-----3,000円
ご質問などは、このページ最下部右の「コメント」からでも承ります。コメントの公開をご希望にならない場合は、その旨をお書き添えください。

①スイッチをONにすると出力します。
②現在のバッテリー容量はLEDの点灯数で示します。
③バッテリー容量が0%になる前に出力がOFFします。
④一般の充電器は決してつながないでください。

リチウムポリマーバッテリーは、過充電、過放電で著しく性能が劣化します。
とくに過放電は請求に復帰しない致命傷になります。
本製品は過放電も管理することによって、末永く安心してご使用いただけるように設計されています。




●直並列ユニット PS-3とは?









●パワーボックスPB-3 の併用もお勧めです。



釣りの電動リール用のバッテリーはとても品質が良いです。バランス充電器が付いていてリポ・バッテリーはLB305Aと同等なものが2本入っています。近い切り(過放電)に気をつければ天文用にも適します。こちらはDAIWAのサイト(←クリック)です。



●よもやま話 バッテリーの基礎知識
【鉛蓄電池】自動車やオートバイのバッテリーでの「鉛蓄電池」は、走って充電しながらフル充電状態で使うことが基本です。使い切ってしまうと、サルフェーション効果で性能(容量)がたちどころに低下することは、自動車のバッテリーあがりを経験された人は経験済みでしょう。
この類のバッテリーを内蔵した便利なポータブル電源(キャンプ用などとされAC100Vも取れる)は、安価ですが常にフル充電が基本のため、次のシーズンには もう性能が低下していて困惑した人も多いと思います。
船舶用の30kg以上もある鉛蓄電池は、フル充電を保つ必要のない「リチャージブル」で、電力を大食いする天文機材に好適なので『天文ガイド』誌でご紹介したこともあり、今でも愛用者は多いことと思います。しかし、とにかく大きくて重いです。

【ニッカド電池】一時期ハンディビデオカメラなどに多用されたニッカド電池は、鉛蓄電池とは全く逆にメモリー効果で最後まで使い切ってから充電しないとなりません。こまめに充電すると次第に容量が減っていってしまいます。

【ニッケル水素電池】一時期のノートパソコンに多用されました。なかなか高性能ですが、やはり性能低下による寿命は短くてバッテリーを買い替えた経験のある人も多いでしょう。
【リチウムイオン電池】今までのバッテリーの欠点をほぼ克服したのがリチウムイオン電池です。軽くて大容量でノートパソコンや携帯電話の電池が飛躍的に高性能になりました。いつでも充電できることも大きな利点です。しかし、有機物の電解液を採用しているため、揮発性が高く可燃性で液漏れの恐れがあり、加熱・発火・爆発の危険があることは皆さんご存知と思います。
【リチウムポリマー電池】リチウムイオン電池の改良型で、ポリマーをはじめ安全な仕組みのため、携帯電話をはじめ大くの機器に採用され始めています。ただし非常に高価格です。ポータブルUSB電源で効果な製品にはリチウムポリマー電池(以下、リポバッテリーと表記)を使ったものが多くなっています。
リチウムイオンもリポバッテーリーも非常に気難しい電池です。過充電をすると性能が低下し、完全に使い切る(過放電)すると死んでしまいます。


■ リチウムイオンバッテリーの特徴
リチウム・イオンは電解質に有機物の電解液を採用しています。
・揮発性が高く可燃性である
・液漏れのおそれがある
といった不安要素に加えて
・不純物の混入
・制御回路の不良
などの要素が複合原因となって加熱・発火・爆発事故になるケースが昨今大きな問題となっています。
また、液状なので希望の形状にするには限界があります。

■ リチウムポリマーバッテリーの特徴
一方リチウム・ポリマーは電解質に高分子ポリマー材料を採用しています。
その特徴は
・燃えにくく安定性の高い物質である
・短絡(ショート)しても化学変化を起こしてガスが発生し、セルを包装するアルミシールが膨らむだけ
 密封したアルミシールが切れるとガスが外に出て元の形に戻る
 そのとき内部のセルはほぼ元の機能を果たさなくなっている
・希望の形状にしやすい(例:円筒状、シート状など)
・シート状にすれば電解面積や放熱面積を広くすることができ、熱の上昇を多少緩和できる
・放電が高速である
・有害物質がリチウム・イオンより大幅に少ない


●●リチウムイオンもリチウムポリマーも「同じ『リチウム』電池」ですが、リチウムイオン電池は電解質に「液体」を使用していま

●天文用パワーボックス PB-32018/06/24

●PB-3とは
天文用パワーボックスPB-3は、天体観測に必要な電源電圧を3系統出力するDC-DCコンバータです。1台あると様々な天文機材に使えてとても便利です。
元電源の入力は10V~30Vまで対応なので、カーバッテーリーやキャンプ用のポータブル電源など、いろいろな電源を使用できます。
電圧の変換には最新のスイッチングICを使用し、高効率で変換するので、電源の無駄遣いが少なくなっています。
価格:12800円(税別)
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●出力は3系統あります
①USB 5V出力電圧固定
日常生活でも常時必要になったUSB5Vです。容量が大きいので様々なUSB機器、USB充電、小型パソコンの電源などに適します。

②DC8.5V出力(内部ボリュームで可変) 
汎用電源です。内部ボリュームで約1V~入力電圧まで電圧調整できるので使用機器の応用範囲は広いですが、主にデジカメの電源を想定しています。
デジカメや天体カメラは高級品になるほど作動時の「突入電流」が大きいため、容量が多いだけの電源では誤動作しやすくなります。 そこで突入電流に対応する大容量コンデンサ(3300μF)を装備しました。
出荷時の電圧はデジカメの電源でもっとも多い8.5Vです。 カメラに合せて内部ボリュームで適正電圧に調整できます。 上面に電圧がデジタル表示されます。

③DC 1V~30V (外部ボリュームで可変) 
汎用電源です。外部ボリュームでOFF~1V~30Vまで調整できます。上面に電圧がデジタル表示されます。様々な電源用として使うことができますが、主に望遠鏡やカメラレンズの露除けヒーターを想定しています。

天文用に使われる露除けヒーターには、望遠鏡メーカー製、ニクロム線の自作、半田こてヒーター、USBコーヒカップ保温器、100V水道凍結防止などの代用品まで、様々な電圧用があります。 そのうえ、レンズの口径、使用個数、結線、気温、湿度によっても適する電圧が大きく異なるため、幅広い電圧調整とOFFできることが必須です。
レンズの温度が外気温よりほんの少しでも高ければ夜露は着きません。 湿度が低かったり風があれば夜露は着きません。 一晩のうちに夜露が着くかどうかの環境は大きく変わることもあります。ヒーターの種類、ヒーターの大きさ、ヒーターやレンズの保温状態、などによっても適正電圧は大きく変わります。 レンズの変形を防ぐため、必要十分な温度に設定することも肝心です。
このようなことから露除けヒーターの電源は、細かな電圧調整とOFFが必要になります。

上の図をクリックすると画像が大きくなります。

●各種ケーブルが付属します
元電源用のケーブルは、PB-3側が2ピンコネクタで片側がもっとも一般的な外形5.5mm/内径2.1mmのDCジャック(メス)です。
①USB 5V出力は、PB-3側が外形4mmのDCプラグで片側がUSBでもっとも一般的なタイプAコネクタのメスがついた短いケーブルです。
②と③の出力は、事故防止のためケーブルのPD-3側DCジャック/プラグは形状が少し異なります。②はPB-3側が外形6.5mmDCプラグで片側はバラ線。 ③はPB-3側が外形5.5mm/内径2.1mmで片側がバラ線のケーブルです。
バラ線の先は機材に合せて自己責任で作ってください。つまり①~③のジャック/プラグは、それぞれ形状の違うコネクタを使用しており、誤った接続で機器を損傷してしまうことを防止しています。

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