●ナンチャッテ正立極望2018/06/25

●取説がここをクリックすると見られます。
ナンチャッテ正立極望は、ケンコー製の格安の口径18mm 7倍単眼鏡に版下用フィルムのスケールパターンを入れて極望に改造し、ステーを取り付けたものです。正立像なので想像以上に快適に使えます。赤道儀を大まかに設置してから極望の視界に北極星を導入する際、南半球で南極星(はちぶんぎ座σ星)近辺の台形の星つなぎを導入する際にも圧倒的に便利です。
単体の光軸精度には自信があります。即納できます!
ご質問などは、このページ最下部右の「コメント」からでも承ります。コメントの公開をご希望にならない場合は、その旨をお書き添えください。
価格:LED明視野照明なし----5000円(税別)
価格:LED明視野照明付き----8000円(税別)

ナンチャッテ正立極望は、弊社のポータブル赤道儀PanHead EQ、JILVA-170、ユニテック社から供給しているSWATシリーズ用の「外付け極望」です。他の赤道儀には後述の「ステーアダプター」にて、取付けることができます。
自作の趣で安価で供給することを目的とした「ナンチャッテ機材」のカテゴリーなので外見などはご容赦ください。
取付けは下の写真のように行ないます。

弊社のJILVA-170とPanHead EQに取付けたところです。詳しくは取説(←クリック)をご覧ください。上の画像はクリックすると拡大されます。

旧型はステーが1.5mmの薄いステンレスのステーでした。最新型のようにリングとバネて正確に押し付ける仕組みがない代わりに単眼鏡を外すことができました。薄いステンレスステーのため、ターンテーブルと雲台、または雲台とポータブル赤道儀の間に挟んで取付けることができ、弊社のオルゴール赤道儀MusicBox EQ Ⅱなどにも使えて便利でした。しかし、薄いステンレスステーは曲げてしまう心配があるので現在は生産していません。
ターンテーブルと雲台、または雲台とポータブル赤道儀の間に挟んで取付ける場合は、上の写真のようなステーアダプターを用います。ステーアダプター特注品になりますが、材料費のみでご希望の形状に作らせていただきます。

上の画像はクリックすると拡大されます。

ナンチャッテ正立極望のスケールパターン。画像をクリックすると拡大されます。
北半球での時角合せ(スケールパターン=極望の回転)は、北斗七星とカシオペヤ座の方向を目視して合せる方式と、こぐま座β星(βUMi)の方向を見て合せる方式の二種類にしました。
南半球での時角合せは、カノープス、アケルナル、南十字の方向を見て合せます。

10年前に目盛を刻んだ簡単なスケールパターンで発売した、当初は冗談半分のナンチャッテ正立極望ですが、お客様のご要望にお応えしてずいぶん進化しました。
内部にダハプリズムを組み込んだ単眼鏡は、乱暴に扱うとプリズムが動いて光軸が狂うことがあるので、ハウジングを焼小手で熱融着して強固に接着し直しています。
対物レンズ枠の前面を削って光軸調整していますが、前面を均等にステーに押し付けるために「3点バネ押し式」にしました。

リングなどのパーツは加工屋さんに外注すると驚くほど高価(リング1枚1000円ほど)なので、リングを作る機械を自作しました。それでも正直申し上げて大赤字ですが、乗りかかった船なので頑張って安価に供給してゆきたいと存じます。
おかげさまで、お客様からは「ナンチャッテなんてレベルではない高精度」と称賛をいただくまでになりました。

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